爆発

今日、BASFと言うお客様の所に打ち合わせに行きました。

世界的な化学合成工業で、老舗です。

私は違った意味で思いがあります。

ドイツ南西部の町、オッパウに1913年、化学薬品会社

バーディシェ・アニリン・ウント・ソーダ・ファブリーク社

つまりBASFが、ハーバー・ボッシュ法を用いたアンモニア製造工場を作ります。

ハーバー・ボッシュ法は空中の窒素と水素を高温高圧で触媒を使って反応させ

アンモニアを作り出す方法で、それから硝酸を作ります。

硝酸は火薬や肥料にもなります。

第一次世界大戦時、この工場ではアンモニアが1日に約40トン生産されていました。

1921年9月21日の朝。

出荷するため、吸湿して固化した約4500トンの硫硝安混成肥料を

ダイナマイトで発破して崩す作業が行われていました。

発破作業は以前から監視下で行われており、

今まで約3万回、事故なく行われてきました。

突然2回の爆発を起こします。

この事故で工場の従業員など509人が死亡し、160人が行方不明に。

工場と近くの1000戸の家屋のうち約70%が破壊、1952人が負傷します。

オッパウから約22km離れたハイデルベルクで2度の爆発による地震を感知、

82秒後爆風で窓を破壊、ガスタンク、石油タンクも破壊。

爆音と地震は230km離れたバイロイトでも観測されます。

工場は巨大な爆発孔となり。

爆発の規模はTNT火薬で1-2kt程度と推定されます。

ある意味、核爆弾並みの爆発で、史上最悪の爆発事故でした。

不可抗力だったとはいえ、とんでもない事故。

正の歴史、負の歴史共々乗り越えてきた企業と言うのはすごいと思うわけです。

今度の仕事が終われば、その歴史にちょっとだけ絡んだことになるのでしょうか。

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